映画『月の満ち欠け』

私はiPhoneに『星空ナビ』というアプリを入れているのだが、こいつがたまに、今日の「天体上」のトピックを知らせてくる。
このブログを書いている前日(3月2日)のトピックは「低い西の空に、細い月と金星が並びます」というものだった。
それが、この写真です。
金星というものがこんなに光っていること、そして、月の名前がこんなに色々あることに改めて驚いた。
ちなみに、3月2日写真の月は、一般的に「三日月」ということでいいのだと思うが、旧暦2日の月は「二日月」などとも呼ぶようだ。
また、ウエザーニュースによると「上弦の月」と「下弦の月」の名前の由来も実は諸説あるようで、有名なものは下記2つとのこと。
<1つ目は、新月を含む日を1日とし、月の満ち欠けで1か月を定める太陰暦を使っていた時代に、月の前半(上旬)の月を上弦の月、月の後半(下旬)の月を下弦の月と呼んだというもの>
<2つ目は、西の地平線に沈む時に、弦(半月の真っ直ぐな所)が上に位置しているか、下に位置しているかでどうかでつけられたというもの。上弦の月は直線部が上で、半円部が下の状態で沈んでいきます。このため弦の部分が上で沈む月を上弦の月、弦の部分が下で沈む月を下弦の月と呼んだというものです>
そんなこともあり、ちょっとセンチメンタルな気分にもなったので、改めてこの「天景」にちなみ『月の満ち欠け』というタイトルの映画を観ることにした。
(とは言っても、公開当初に観ているので、昨日の気分で再度アマプラで見返したのだが)
<ストーリー>
仕事も家庭も順風満帆だった小山内堅は、不慮の事故で妻の梢と娘の瑠璃を亡くしてしまう。悲しみに暮れる小山内の元に、三角哲彦と名乗る男が訪ねてくる。三角は面識がないはずの娘・瑠璃と、彼が過去に思いを寄せた同じ名前を持つ女性について語り始める。
原作は直木賞を受賞した、佐藤正午による傑作純愛小説であり、もちろんストーリー的には面白かった。
役者も、大泉洋、有村架純、柴咲コウ、目黒連、田中圭、伊藤沙莉など豪華俳優陣が演じており、見ごたえもあった。
ただ、重要な意味を持つキャラクターが多すぎるのと、時間軸がよく飛ぶ話なので、「今のこの人は、どこまで知ってるんだっけ?」みたいなことが、いくつか途中わからなくなってしまうこともあった。
それと、田中圭演じる正木は、なんの罰も下されないままエンディングを迎えてしまうため、ちょっと切なくも感じた。
とはいえいい作品だったと思うし、美しい天景とともに、昨日はよい日であった。
(廣木監督、「カメラ動かしすぎです(笑)」)