劇場版『トリリオンゲーム』

「劇場版」、つまりTBSドラマの続編(映画版)。

最初に感想を言ってしまうと、割と面白かった。
でも、回収すべき「伏線」のネタ振りが雑だったり(脚本が雑だったり)、役者の演技が大味(キャラ付けが極端)だったり、鑑賞後の気分は「満足」という程ではなかった、かな。

<ストーリー>
2016年、通称“カジノ法案”が成立する。
莫大な利益を生み出す事業に目をつけたハルは、日本初のカジノリゾート開発に取り組む。
野望を果たすために、世界一のカジノ王をターゲットに据え、凄腕エンジニアのガクと再び手を組んだハルはマネーゲームに挑む。

目黒蓮。今や大スターだろう。
私は『教場II』で良い役者だと思った。
失礼な言い方かもしれんが、ジャニーズ(当時名)だとは思わなかった。
「メガネ」「七三分け」の冷徹なエリート新人警官。およそJの要素を排除した役だった。
そして、それを見事に演じきっていた。

私は、内面に弱さを抱える青年を「ナチュラル」に表現できる役者が好きだ。松村北斗とか、赤楚衛二とか。
目黒蓮も、そういう役者だとは思っている。

しかし、如何せん「スター」になりすぎた…。
おそらく来る仕事は、大作や、極端な設定(ハンディキャップを抱えたりとか)の役ばかりなのだろう。
この映画は「劇場版」とついているが、まさに彼に来る仕事は「劇場型」の作品で、そのキャラクターを演じざるを得ない状況なのではないだろうか。(山﨑賢人とかも、おそらくそうだろう)

一度、地上波製作ではない作品、例えば演出家で選んでみるとかもしてみてほしい。
そんなことを感じた映画だった。
(ちなみに、あの髪型(前髪を垂らす)は、正解なのか?)