WOWOW連続ドラマW『落日』

WOWOWドラマWで『落日』を映像化すると知った時に「観たいな」とは思っていた。
だが、私はWOWOWの契約をしていない。
そういうわけで、地上波での放送も劇場公開もしないだろうから、観ずに終わると思っていた。
しかし最近Amazonプライムにアップされていた。
よっしゃー!

<ストーリー>
初の監督作品で国際的な評価も得た新進気鋭の映画監督・長谷部香(北川景子)は新人脚本家・甲斐真尋(吉岡里帆)に、映画の脚本の相談を持ちかける。
そのもととなるのは、15年前、 引きこもりの男性・立石力輝斗(竹内涼真)が高校生の妹・沙良(久保史緒里)を自宅で刺殺後、放火して両親も死に至らしめた“笹塚町一家殺害事件”。
そして事件が起きた小さな町・笹塚町は真尋の生まれ故郷でもあった。
真尋の師である人気脚本家・大畠凜子(黒木瞳)は、真尋の背中を押す一方、この事件に興味を示し……。
さらに、この事件を追うことは、香と真尋それぞれが抱える“ある過去”とも向き合うことも意味していた。
判決も確定しているこの事件を、香はなぜ撮りたいのか。真尋はどう向き合うのか。事件を調べていくうちに、衝撃の真実にたどり着く。

まず思ったのが、普通の長さの小説ならば、やはり2時間では心許ない。
とはいえ、1クール(10〜12回)だと、逆にエピソードを作ってストレッチしなければならない。
今回のドラマWは4回(約4時間)だった。
これがちょうどいいのだ。
まさに過不足ない尺で、観ていても飽きることもないし、且つきれいに四部構成にまとまっていた。
これがWOWOWのような柔軟な編成のできる放送局の強みだなと感じた。

そういうわけで面白かった。
私は(、少しだけ)、乃木坂46のファンであるが、立石沙良を演じた久保史緒里がすごかった。もはや怖かった…。
もちろん役者としての才能もあるのだろうが、「青み」さえある色白の肌が、この沙良という女の子の異常性をよく著していた。
そして髪も、単なるステレオタイプの気の強い女の子であれば、茶髪や金髪という選択肢もあったのかもしれない。
しかし、裏表のある沙良という女の子の怖さが、黒髪ストレートの久保の見た目とマッチしており、まさに湊かなえワールドの恐怖感をよく引き出していた。

どの程度の予算があったのかはわからないが、WOWOWにしろNetflixにしろ、広告費による回収ではない方法でそれなりのビジネススキームが組めるのであれば、地上波や映画とは違う形態の独自コンテンツを作って行けるのだろうなと改めて思った。

しかし、また重いの観てしまった…。
次こそ、能天気でスカッとするやつ観よう!