『憐みの3章』、ヤバい映画…

まずはじめに。
このブログを読んでいただいている方の中で、これから『憐みの3章』を観ようかと思っている方。注意してください。
はっきり言って、ヤバい映画です。

形式で言うと、メインの俳優(エマ・ストーン、ジェシー・プレモンス、ウィレム・デフォー等)が同一の三篇のオムニバス映画。
しかし、ストーリーや、役者が演じるキャラクターはそれぞれに異なる。
そして、監督は『哀れなるものたち』のヨルゴス・ランティモスだ。

私は、この辺の事前情報をほとんど得ずに、音楽でいう所の「ジャケ買い」感覚で、チラシを見て「面白そうだな」と思い観ることにした。
『哀れなるものたち』は、好きだった。だから、もしかしたら監督、キャストが再集結した映画として、普通に観に行っていたかもしれない。
いや…。だとしても、ヨルゴス・ランティモス監督で、エマ・ストーン主演なら、「ひと癖」は確実にあるだろう映画として、予備知識を得てから劇場に行っていただろう。

そういうわけで、私は野ずらで入って、あやうく途中(2ストーリー目)で劇場を出ようかと思ってしまった。

グロいんですよ…。
私には耐えられない。冷や汗の連続。へたすると、貧血を起こしそうになってしまった。
たまに出てくるエロいシーンがユーモラスで唯一の安らぎだった。

これがいい映画かどうかは、その人次第だと思うが、(ナイーブな)私には無理だった。
ネタバレもクソもない。
もうこれ以上、私には語れない…。