『フォールガイ』
まさに映画愛にあふれた作品だった。
今までも、マッチョな主人公が戦う映画はたくさんあったけど、スタントマンという、映画の裏方的職業の主人公が活躍する映画は、あまり見たことない気がする。
(たしか『トランザム7000』のバート・レイノルズが、『グレートスタントマン』というコメディ映画をやってたな。『キャノンボール』面白かったなあ。歳がバレるなあ…)
ストーリーとしては…。かつて、ある人気俳優のスタントを担当していた男(ライアン・ゴズリング)が、その人気俳優の失踪に絡み、元恋人で現映画監督(エミリー・ブラント)が撮る映画に出演しつつ、その失踪事件に隠された真実に巻き込まれながらも、事件を解決してゆくアクション・コメディ映画である。
セリフの中にも、70年代80年代名画の話(タイトル)がたくさん出てくるし、何と言っても主題歌が1979年の大ヒット曲であるキッス『I was made for lovin’ you』なのも泣ける。
(キッスと言えば、『ターミネーター2』のエドワード・ファーロング主演『デトロイト・ロックシティ』もくだらなくて好きだった。この映画とは全く関係ないが…)
それと、(映画自体は面白くなかったが)主題歌が大ヒットした『Against All Odds』(フィル・コリンズ)をエミリー・ブラントがカラオケで熱唱するシーンも笑えてよかった。
ブラピの『ブレット・トレイン』デビット・リーチ監督作品らしく、豪華で派手なアクションシーン満載である。
つまりは飽きさせない映画である。
ただまあ、それ以上ではないと言うか…。
まあ、直接迫力の伝わる映画館で観なければ、あまり意味のない映画と言うか…。
まあ、そんな感じの作品ではある。
マッチョ男の好きな方はぜひ。