あきらめることは…(間)、
「ない!」。
映画『ウィッシュ』を観た。ジャンルで言えば、“ミュージカルアニメ映画”ということになるだろう。
まあ、ディズニー作品である以上、子供も対象にしなければならないし、客を選ぶ映画とはなるだろう。
その上でも、面白い作品とはいえるのではないだろうか。
私は、乃木坂46も好きだし、生田絵梨花(以後、“生ちゃん“と呼ばせていただく)も好きなので、吹き替え版で観ようと思っていたのだが、そんなことを考える必要もないくらい、字幕版の上映本数より吹き替え版の上映本数の方が多かった。
ネタバレにならない範囲で感想を言わせていただくと。
<良かったところ>
・シンプルなストーリーだし、時間も短くて(子供も、SNS世代にも)観やすい。
・クライマックスの映像表現は、さすがディズニー!美しい。
・マグニフィコ王の福山雅治、いいですよ。声がはまり役!
<???な所>
・“最恐のヴィラン(悪役)”を謳い文句にしているが、そんなに“悪”でもないような…。
(冒頭に出てくる、王の挫折(悲しみ)の部分があまり表現されてないし、消化不良)
・スターやバレンティノは可愛いけど、アーシャが日本人(特に子供)には可愛く見えないのでは?
・宣伝、いくらなんでも生ちゃんの一本背負いすぎる。何回「空の星が呼ぶように♪」聞いた事か。
(福山雅治、檀れい、山寺宏一を組み合わせた宣伝をしないと、作品性が出て来ない)
しかし、福山雅治は、もはやキャラクター化してるなあ。
セリフの言い回しも、モノマネタレントがやる福山雅治っぽかったし、劇中歌の『At All Costs』のねっとり感は、いい意味ですごかった。
日本の興行収入も、最初の三日間(金、土、日)で6億1200万円らしいので、先行したアメリカの興収を考えると、まあ及第点なのでは。
(最終、40億くらいなんですかねえ?これからの正月興行で、随分変わると思うが)
ミュージカル映画は他にも、『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』も楽しみだし、また、それも書きます。