『沈黙の艦隊』公開終わるとこだった…

予告編を観た段階で、少し「ん?」という感じはあった。「なんか物足りない…」。

僕は、潜水艦映画が大好きで、『レッドオクトーバーを追え』『クリムゾンタイド』『U-571』等々、好きな作品を上げたらきりがない程だ。
しかして(、いかな邦画といえ)、あれだけ著名な原作(コミック)なのだから、否応なく期待してしまっていた。

ところが、始まってすぐに違和感が…。
「シネスコじゃないの⁈」。

洋画のアクション物といえば、やはりシネスコ(2.35:1)は必須。なにせ、画の迫力が違う。
しかし、『沈黙の艦隊』は、ビスタ?なのだ。だから、狭い潜水艦の中のシーンが多いからといって、残念ながら「テレビっぽい」のが隠せない。

正直、監督の吉野耕平さんという方をよく知らなかったのだが、アニメとかVFX関連の方なのね。製作側の起用意図はわかる。
でも、CGが多いからといって、この原作コミックの人物描写の巧みさ、そして、生身の人間の演技でこそ伝わる、迫力ある戦闘シーン。どれもこれも、もうちょっと何とか出来たのではないかなあ…。
まあ、正直言えば、VFXの見せ場である潜水艦 対 潜水艦のシーン(ハリウッド潜水艦映画でよくある「torpedo! Torpedo!(魚雷!魚雷!)」ってやつね)もイマイチだったのだが…。

まあ、あんまりネガティブなことを言うのは、この辺でやめにしよう。
製作がAmazonだけに、アマプラでやるシリーズ物としてカウントしているのだろうから、次回作以降に期待!
(こんなに早く終わるところ見ると、あんまり入ってないような気がするが、大丈夫かなあ…)

早く、リドリー・スコット監督の『ナポレオン』観たいなあ。
では。