ゴジラ ー1.0

ゴジラー1.0を観た。
全体的には面白い映画だと思ったし、山崎貴監督ということもあるが、CGなどVFXの部分も、昔に比べると随分良くなってきて、ある程度のハリウッド作品にも対抗できるレベルにはなっているように感じた。

しかし、私がそれなりの年齢ということがあるからかもしれないが…。
題材が第二次大戦後の日本なのだが、役者の顔が…、どうにも現代的すぎるのだ。
妙に清潔感があり、戦後の汚さやダークな感じがせず、悲壮感が漂ってこない。
浜辺美波、いいと思うんだが、顔が現代的すぎる(可愛いすぎる)んだよね…。佐々木蔵之介も細いんだよな。厚みがないのだ。(まあ、戦後の栄養不足から考えると、それが正解なのかもしれないが、昔の東映の役者とかと比較してしまうと、演技も含め軽く見えてしまうのだ…)

そしてラストは(、もちろんネタバレになるから、詳しく書かないが)、監督なのか、製作者の意図なのか知らないが、そこまでハッピーエンドにこだわる意味があるのか??正直、ちょっと驚いた。
明らかに、ゴジラの復活ありきの映画なのだろうが、「主役もこのまま残しますよ」感が半端なくて、その点は鑑賞後げんなりしてしまった。
とはいえ、冒頭に書いたように、エンターテインメントとしては充分に及第点だと思うし、伊福部昭『ゴジラのテーマ』の効果的な使い方も含め、楽しめたことは付け加えておく。

これから、いわゆる正月映画の時期に入って来るので、邦、洋拘らずにどんどん、このブログに綴っていこうと思っている。