無人航空機操縦者技能証明学科試験
5月(もう半年も前か)に僕は二等無人航空機操縦者技能証明の学科試験を受験し、合格した。
その前に実地試験及び健康診断は合格していたので、これで技能証明をもらうことができた。
正直、学科試験は、難しかった。
制度自体は昨年12月から始まったので、実質今年からの試験だし、当然、周りに受験者もいなけりゃ、ノウハウ持った人も参考書もない。だから、難易度や、どの程度勉強すれば足りるのかもわからなかったので、結構真剣に勉強した。
はっきり言って、ちゃんと勉強してなかったら、間違いなく落ちていたと思う。
(まず、現在、主流になっているCBT=Computer Based Testingなんてもんが、初めてだったし…)
なにしろ、30分で50問解かなきゃいけない。
設問をきちっと読んでから、選択肢もすべて読んで解答していたら、時間的に間に合わないことに途中で気がついた。
選択肢は、正解を見つけたらそれを選んで、もう次の問題にいかなければ間に合わないのだ。
しかし、問題が「正しいものを選びなさい」「誤っているものを選びなさい」がランダムに半分くらいずつ出てくる。だから、問題文をいい加減に読んでいると、誤答してしまう。
僕は、結局、最後までやるのに25分かかってしまった。(正直、途中で悩んだ問題は、3、4問だったと思うが、それでも結構ギリだった…)
で、もっと言うと、ドローン(マルチローター)の知識だけじゃダメだった。
「航空機」や「ヘリコプター」、「模型航空機」、もちろん航空法以外の「小型無人機」としての設問もあった。
国土交通省がホームページに載せている例題だけ見ると、「もしかしたら、簡単なのでは?」と思っている人が多いのかもしれない。
でも、そんなことはなく、ヘリコプターや飛行機の問題まであって、30分で50問、9割以上正解(5問しか間違えられない)じゃ、決して容易いとは言えない。
(あんまり、しつこいと合格できた自分の自慢に聞こえてくるので、この辺にして)
正直、最近の法律(ルール)変更はえげつない。
機体登録、技能証明、機体認証、DIPS2.0(許可・申請、飛行計画通報など)などなど。
これらを考えると、もはや「ホビーではない」(=「遊びじゃ使えない」)ように思えるが、これらのことを一つずつ紐解きながら、気軽に遊べる方法も考えていきたいので、今後は、このブログ、X含め、YouTubeなどにも動画をアップしながら、諸々語っていきたいと思っている。
では。
※扉の写真は、無人航空機操縦者技能証明とは関係ない、100グラム未満のマイクロドローン。買ったので、うれしくて載せてしまった。