二等無人航空機操縦士
Twitter(X)には書いたが、7月に無人航空機操縦者技能証明を取得した。
これは、実地試験と学科試験に受かると取得できるのだが、今回はまず、実地試験について書いていきたいと思う。
私は、無人航空機操縦士二等実地試験にパスしたが、いわゆる自動車免許で言う所の(東京であれば)鮫洲の一発試験ではなく、教習所(ドローンの場合は、登録講習機関という)に行って、学科の座学と実技講習及び検定試験を受けたパターンだ。
とはいえ、教習所で落第するのも嫌だったので、YouTubeに上がっている検定試験動画を、いくつか見て予習していったのだが、ハッキリ言って、実技として不十分なものもあれば、明らかに間違ってるものもあり、あまり役には立たなかった。
その中でも一番違うなと思ったのは口述試験の部分である。
私が受験した登録講習機関の講師の方はえらく厳しくて、(飛行前・後)点検の声出し、バッテリーや機体の状況をきちんとチェック(触っての温度確認等)しているか等々細かく採点され、減点されてしまったところもいくつかあった。
正直、実際に飛ばしての実地試験よりも、口述の部分の難易度の方がはるかに高かった気がするので、もし受験しようと思っている方がいたら、日常点検記録や点検整備記録のシートを使って、声を出してシミュレーショントレーニングをしてゆくのがいいと思う。
(飛行の実地試験について事前にある程度試験情報を得たいなら、登録講習機関でもない非認可のYouTuberや他人のブログを見るより、テレビ朝日で放送した『まだアプデしてないの?』の、なにわ男子道枝君のドローン国家資格挑戦が一番参考になると思う。まだアーカイブがあるのかわからないが…)
ここ数年のドローン周りの法改正や規則変更は大きなものがある。
ただ、そういったものを国土交通省がすべて管理しているわけではなく、委託も含め、いくつもの組織や企業が管理統括しているのが現状だ。
例えば、私が資格を取るにあたり開いたサイトで言うと、国土交通省ホームページに始まり、DIPS2.0、海事協会の無人航空機操縦士試験サイト、登録講習機関のサイト、無人航空機操縦士試験申し込みサイトなどだ。(その度、ウインドウを開いたら、タブだらけになっていた)
過渡期なのもあるのかもしれないが、正直これじゃあ面倒くさくて、やめる奴も多い気がした。
機体の登録制度が始まったから、昔の「善光寺ドローン墜落事件」みたいなことはもうないだろうなと思いつつも、コロナ明けで外国人観光客がまた増えて、ドローンを持ち込んだらどうなるのか?
また富士山で、勝手に飛ばす輩が増えるのか?それとも、機体登録してないから、もう持ち込めないのか?(過日も、羽田空港近くの船からドローンが飛んで、旅客機が飛べない事態が起こった…)
いずれにしろ、今後はこの無人航空機操縦士の技能証明が、イコール、プロ証明であったり、ドローンに対して真摯に向き合っていることの証明となったりしてゆくのだけは間違いなさそうだ。
それでは、次回は、学科試験対策について詳述する。