カプセルトイの話(「ガチャガチャ」って言わねんだ…)

前回のコラムで、「次回は、鎌倉の街中華の話をしようと思う」と書いたが、最近食べたばっかりなので、蕎麦屋の話を一つだけ。
「そば処 五島」。ここのそばが、うまい。麺自体は、そうめんのように細い。でも、間違いなくそばのうまみと香りがある。私は、正直、そばは「ざる」で、温かいのを食べたい時は「うどん」を食することが多いのだが、この店では(この時季というのもあるが)、温かいそばを食することが多い。この細い麵だと、つゆに絡む表面積が少ないからか、猫舌の私でも、例の「ずるっ」としたすすりをすることができる。(ちょっと、通っぽくて嬉しい)
ちなみに、一般的に言って、「ざる」と「もり」の違いは、刻み海苔のあるなしだけだが、「ざる」と「もり」で素材やつゆの違いがある店もあるようだ。その意味で言うと、これまた一般的には、「ざる」と区別する形で、「もり」をせいろに乗せたのが、「せいろ」として出している店が多いと思うが、この店はどうなのだろうか?(まあそう書きながらも、次も温かいのを注文すると思うが…)

で、五島があるのが扇ガ谷だが、御成町に「御成カプセル」という店がある。出来たのは、確か、昨年だったと思うが、私は、まあ、いわゆるオジサンの部類なので、入ったことはなかった。(まあ狭いし、コロナがちょっと怖かったので…)
しかし偶然見た番組で、「カプセルトイ」の特集をやっており、ジオラマのプラモデルを作り倒した少年時代を思い出し、子供心に火が付いたので、初めて入ってみた。
この店オリジナルのものがいくつかあったが、その中から、私は「鎌倉殿の十三人」ガチャをやってみた。そして、出てきたのが添付写真のシール。
「高い…」。これで、200円。
他にも、色々あったので、「レトロ喫茶リング」という、要は、喫茶店のメニューのカプセルトイが出てくるやつをやった。最初はホットケーキで、次はクリームソーダが出たが、これが一回300円。「うーん…」。
私は子ナシバツイチだが、自分の子供に、好きなアイテムが出るまでこれを延々やられたら、たまったもんじゃねえな、などと考えながら、ふと寂しくなった冬の日だった。

Twitterでも、横浜の餃子屋の話を書いたが、次回こそ、街中華(餃子中心に)の話を書こうと思う。