素晴らしい映画でした!『2度目のはなればなれ』

『ダークナイト』シリーズなどで御馴染み、名優マイケル・ケインの引退作品で、実話ベースのストーリーである。

<ストーリー>
2014年夏。イギリスの老人ホームで寄り添いながら人生最期の日々を過ごす老夫婦バーナード(マイケル・ケイン)とレネ(グレンダ・ジャクソン)のある行動が世界中の大ニュースとなった。
ひとりバーナードはフランスのノルマンディへ旅立つ。彼が行方不明になったという警察のツイート(#The Great Escaper)をきっかけに、世界中で話題になったのだ。
ふたりが離れ離れになるのは、人生で2度目。決して離れないと誓った男がどうしてもはなればなれにならなければならなかった理由とは‥‥。

いいんですよ、二人(マイケル・ケイン/グレンダ・ジャクソン)とも。
あんまり詳しく書かないようにするが、現実世界のお二人は、もうすでに亡くなってしまったらしいが、映画の中ではハッピーエンドです。
(レネを演じた、グレンダ・ジャクソンもお亡くなりになってしまった…)
ノルマンディー上陸作戦を描いた映画は色々あれど、この作品は、戦争のネガティブな部分は描きつつ、ハードウォーミングなストーリーになっており、鑑賞後もほっこり出来る。
私自身、三年ほど前に母を亡くしたことがあるからかもしれないが、まあ、映画館では号泣だった。

なんで、もっと大きく興行してないんだろう??
私が観たのは公開二週目だったが、すでに一日1回上映だった。
アニメ映画を腐すわけではないが、大きく編成しすぎなのでは?
こういう、大人の鑑賞に堪えうる秀作をもっと大きく公開してほしいものだ。

これを書いている段階で、どの程度開いているかわからないが、皆さんにも、ぜひ観てほしい作品である。