1990年代に公開された『ツイスター』という映画をご存じだろうか？『スピード』のヤン・デ・ボン監督による「ストーム（竜巻）チェイサー」を題材にしたディザスタームービーである。
まあ、つまり『ツイスターズ』とモチーフ自体はほぼ変わらない。
それに、主人公の女性が背負うトラウマが、竜巻に大事な人（父親か友人かの違いだけ）を奪われたという点でも酷似しており、CGなどの映像表現が進化したというだけで、ストーリー自体にあまり見るべき点はない。

しかし私は、この手のディザスタームービーやパニックムービーが大好きで、まあ、割と楽しめてしまった。

ただ、興行会社の評価は違うようだ…。
映画の製作体制としては、スピルバーグ製作総指揮であり、『ジュラシックワールド』の製作陣が手掛けているので大作である。
もちろん、日本での宣伝費もそこそこかけているのは、CMからも感じ取れる。
しかしシネコンでは、初週から1日2回しか回さないサイトもあった。
（まあそのせいか、私が観た平日昼間の回でも、5割程度は埋まっていたが…）

正直、夏休みというのも大きいのかもしれないが、シネコンはアニメが席巻している。
羅列しようかと思ったが、書くのもうんざりするほど多い…。
それに、『インサイド・ヘッド２』と『僕のヒーローアカデミア』で2サイトずつ押さえてしまっているので、実写映画が完全に割を食っている。

まあ、シネコンが入っているショッピングセンターは、どこも子供連れ家族をターゲットにしたイベントてんこ盛りだし、シナジー効果を考えれば当然かもしれないが、もう少し、大人の映画ファン対応してくれてもいいのでは？と思ってしまう程である。

ただ、私も次は、さすがに子供向けアニメではないが、青春映画『ブルーピリオド』を観る予定。
高校生に囲まれる席だけは避けたいな(笑)。