「佐野金」とか「更科」とかって、商標登録はどうなっているのかしら?
前回のコラムの最後に「次回も鎌倉の話を」と書いていたが、本日は、横浜(で見た映画)の話を。
まあ、横浜といっても上大岡の話なのだが、私はこの町に多少縁があり、数年前まではよく車で来ていた。
というのは、一つには私の仕事先の方が上大岡にいるということがある。
そして、もう一つの理由としては…。
亡くなった母は、昔、この町でボランティアの日本語教師をしていた。そして、そのボランティアを引退した後も、日本語が拙い数人の生徒さんに頼られ、よく生活の手伝い(諸手続きみたいなこと)やイレギュラー的に日本語を教えたりしていた。
しかし晩年は、足が悪くなったこともあり、私も電車などの公共交通機関に一人で乗せるのが不安であったため、私が上大岡まで車で連れていくことが多かったからだ。
そいうわけで、割と昔から知ってはいるのだが、この町はずいぶん変わった印象がある。
まず、駅前に新しいビルが増えている。
私の記憶だと、駅前の高いビルといえば、三越?かなんかしかなかったような…。(ちょっと曖昧な記憶だが…)
そして、その一つのビルの中にシネコンの映画館が出来ていた。(まあ、とは言っても、10年も前のようだが。)
私は先日、久しぶりに上大岡に行った際、色々町を見て回る中で、ちょうど割引料金で映画が見れる曜日だったこともあり、ここで映画を見ることにした。
本当は、『エブリシング・エブリウエア・オール・アット・ワンス』を見たかったのだが、調べて行ったわけではないので、時間が合わず、仕方なく(失礼!)『シン仮面ライダー』を見た。
私は、プロフィールにも書いているが、長く映画作りに携わっていることもあり、正直、自分の映画が酷評されたときの嫌な気持ちを知っているので、他人の作品であっても、あまり批判はしないことにしている。
なので、接頭辞として、「面白かった」というのは、必ず言う(書く)ことにしている。
その上で付け加える形で感想を言わせていただくと、なんか浜辺美波が演じるキャラクターの設定が良くわからなかった、というのが正直な感想だろうか…。
あんまり書くとネタバレになるから、適当にしか書かないが、そもそも、あの子は「人間的」な感情がある子なのか、(存在し)ない子なのかが、序盤の父親の死に対する態度から、後半にかけての展開でぶれていくから、うまく感情移入が出来なかった、というのが本音だろうか。
(あとは、CG制作チームが意識しているのかはわからないが、サイクロン号が『ダークナイト』のバットモービルの劣化版に見えてしまうのが残念で、ああいうCGは、比較されちゃからシンプルな方がいいのになあ、とは思った)
これ以上書くと、結局、批評家みたいになってしまうので、唐突に町中華の話に切り替えさえていただく。
今回お邪魔したのは、上大岡の「佐野金」。(店名は「佐野金 総本店」なのだが、そもそも「佐野金」は至る所にあるので、それら「佐野金」を束ねる総本店なのかどうかは、私は知らない)
こちらの餃子は、扉の写真のように、サイズ感も大きく、中はしっとりしたニンニクたっぷりの、いわゆる町中華王道の餃子だった。
正直、上大岡に来るときは、車が多かったので、餃子とビールというわけにもいかず、今までは町中華に入ることがあまりなかったので、この店も初めて入ったが中々おいしかった。
ここは、学校も多いし、安い町中華もたくさんありそうなので、次回来たときは、もっと散策して回ろうと思った。
次のコラムのネタは、まだ考えていないが、おそらく次は鎌倉のネタを書くと思う。