映画『アマチュア』

『ボヘミアン・ラプソディ』で、フレディ・マーキュリーを演じたラミ・マレック主演のスパイ・サスペンス映画である。
<ストーリー>
スパイ映画史上最も地味な主人公、殺しは“アマチュア”のCIA分析官チャーリー。
妻の命を奪った国際テロ組織へのたった一人での復讐を決意する。
CIAすらも予測できない方法で、テロリストたちを追い詰めていく。
だが、その裏には驚くべき陰謀が隠されていた―。
無謀で予測不能な復讐劇の驚くべき結末とは!?
個人的には、殺しも厭わないようなマッチョなCIAエージェントより、CIAアナリストが活躍する“ジャック・ライアン”シリーズが好きだったりもするので、この作品は楽しみにしていた。
だから正直、ちょっとがっかりだったかなあ…。
物語の背景にあるのは、CIAの闇の部分だったりもするのだが、その闇の部分であるCIAの上役が、いとも簡単に主人公チャーリーに翻弄される。
いくらIQ170の天才分析官だとしても、お粗末すぎないか…?
それに、CIAで殺しの教官を務めたヘンダーソン(ローレンス・フィッシュバーン)は、いつ、そんなにチャーリーにシンパシーを感じたのか??
インクワライン(カトリーナ・バルフ)も含め、命をかけてでもチャーリーに協力するようになる心理描写が乏しいので、なんか腑に落ちない。
(まあ、殺される方も馬鹿すぎる気がしてしまったが…)
宣伝的には、ローレンス・フィッシュバーンが共演のような表記だが、正直「出代」も含め、そんな大した役ではなかった。
ちなみに映画館で観た時、上映開始5分前に入ったら、私以外客がゼロで焦った。
まあ最終的には、ちらほらと入ってきたが、おそらく内容の口コミ的広がり含め、興行は厳しいのだと思う…。
(う~ん、ブログの内容的にも薄くなってしまった…)